11/3-1/14 横浜美術館「はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ」

はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ
2012 年11 月3 日(土曜・祝日)~ 2013 年1 月14 日(月曜・祝日)

横浜美術館は、2012 年11 月3 日(土曜・祝日)~ 2013 年1 月14 日(月曜・祝日)まで、企画展「はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ」を開催します。

この展覧会は、浮世絵師・歌川(うたがわ) 国芳(くによし)(1797 寛政9~1861 文久元年)を起点として、国芳の近代感覚にあふれた斬新な造形性が、国芳の一門や画系にどのように受け継がれ、さらに、新たな展開を見せていったかを、江戸末期から昭和初期の日本画、油彩画、水彩画、版画、刊本などの作品、資料を通して探ろうとするものです。

歌川国芳は、歌川豊国門下の浮世絵師で、同門の兄弟子・歌川国貞と並び、江戸末期の浮世絵界を牽引しました。雄壮(ゆうそう)奇抜(きばつ)な武者絵をはじめとして、美人画、役者絵、機知と諧謔(かいぎゃく)に富む戯画や諷刺画、洋風の表現を取り入れた風景表現など、その幅広い画域と作風によって、近年、評価がますます高まっています。 

国芳門下の第1世代には、歌川(うたがわ) 芳員(よしかず)、落合(おちあい)芳幾(よしいく)、歌川(うたがわ) 芳虎(よしとら)などの浮世絵師のほか、月岡((つきおか) 芳年(よしとし)、河鍋(かわなべ) 暁斎(きょうさい)、そして洋風表現で一派をなした 五姓田(ごせだ)芳柳(ほうりゅう)などの異才が輩出しました。とりわけ、芳年の門下には、歴史画の水野みずの) 年方(としかた)、物語絵・風俗画の鏑木(かぶらき) 清方(きよかた)、さらに清方の弟子の伊東(いとう) 深水(しんすい)や寺島(てらしま)紫明(しめい)などが連なり、日本画の一大画系を形成しています。また、清方門下には、版元・渡邊(わたなべ)庄三郎(しょうさぶろう)率いる新版画運動に参加した深水、川瀬(かわせ)巴水(はすい)、笠松(かさまつ)紫浪(しろう)らがおり、大正期から昭和にかけて、木版画の新たな可能性を拓きました。

本展では、国芳の系脈に連なる画家たちのこうした幅広い展開を、4章立て約250 点(展示替あり)でたどります。1989 年の開館以来、記念すべき100 本目の企画展となる本展に、ご期待ください。

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